Archive for 7月 29th, 2010

ブラックプールへ向かえ

ちょうど、2年ほど前、私は癒し屋のある廃墟にて                                       猿の頭蓋骨を杯に船長と酒を酌み交わし、
海賊の一員になりました。

船長の命令で中国の貴族に紛れ込み
中国の貴族として
各地で色んな調査をしました。

情報はその都度、瓶につめこみ、
コルクで蓋をして
船長に届くよう、風向きを考慮し
海に流した。

 
その報酬として私の頭の中に
常に上界の人と繋がれるよう
船長の飼っている黒猫にアンテナを埋め込んでもらい                                           しばらく元の世界に戻った。

先日、突然ある使者がやってきて、私を船長の育ての親の
霊媒師(今は絵描きになってた)の元へ運んでくれました。

馬車の荷台のワラの中に紛れ込んで
ワラまみれになりながら
着いた先はメキシコです。

霊媒師の部屋はランプでいっぱい。
とても綺麗です。

ただ、部屋中に耳の鼓膜に響く感じのラップ音が
色んな場所で鳴ってるので
私は右耳が弱いので、ずっと耳が痛かったです。

彼女は英語の勉強をしているのか、
置いてる家具や物には
全て英語単語で物の名前が紙に書いて貼ってありました。

彼女としばらく話をしてアンテナの調整してもらったら
一瞬にしてまた色んな事がわかるようになってきました。

その速さがとっても怖い。
というか、すごい。

その世界のいる人達が言うことは
全て繋がってる事もわかりました。

今後、そのアンテナが狂わないようにするには、
セイジの葉を炊いて、浄化するようにと教えていただきました。

今日はまた船長のいる島へと向かい、                                                        船を進めていると、私とは逆方向の向かい風に乗ってる船長の船とすれ違った。

向かい風なので、お互い引き返すのは不可能。

その矢先、船長の船の穂先に乗ってた黒猫がこっちに飛び移ってきて                                     私の肩に飛び乗った。(アメディオのように)

黒猫は『今後は私が指示するから、構わずそのまま突き進め』と耳打ちしてくれた。

次の船長からの指示は、船長が埋めた宝の地図の書き方を習いに                                         ブラックプールへ向かえとの事だった。

まだまだ長い旅は終わらない。