Archive for 10月 9th, 2011

存在感3%

みなさま、自動ドアで難儀した経験はございますでしょうか?

………はぁ。
無い、と。

まぁ、それが普通でありましょうね。

自慢じゃございませんが、私は自動ドアでしょっちゅう立ち往生しております。

と、申しますのも。
私はセンサーに感知されにくいようなのです。
それはもう、残念な程に。

つい先日、某銀行の入口でのことでございます。

ドアの前に立つ。
……開かない。

一歩後退して再度踏み出す。
……応答が無い。

ドア上部にあるセンサー的な装置に向かって手を伸ばし、ヒラヒラと振ってみる。
……1ミリも開きやしない。

かなり大きく手を振ってみる。
……恥ずかしい。

道行く人の視線が気になる。
監視カメラには、不審者としてマークされているに違いない。

こちらに気付いた窓口のお姉さんにクスッと笑われた時点で、ようやくドアが開いたのでした。

自動ドアに限らず、近付くと自動で作動するはずのエスカレーターは動かず、入ると自動で点灯するはずのお手洗いの灯りはつきません。

いったい、何なのでしょうね。
体質…??

ところで。
スパイ映画などでよく見かけるシーンがございますね。
網の目状に張り巡らされた赤外線センサーを掻い潜って、お目当てのものを盗み出す、というの。

なんか、いけそうな気がする。

普通にいけそうな気がする。

スタスタっと行って、サクッと取れそうな気がする。

試してみるつもりは さらさらございませんが、日常生活を送る上で すこぶる不便には違いありませんで…。

今日もどこかの自動ドアの前で、必死に存在を主張しております私です。