何者もさみしくては生きて行けない
Posted in その他 on 04/18/2014 12:44 am by kuniその子がやってきて19年。
阪神大震災後に、妹が大阪のペットショップから譲り受けた三毛猫です。
私にはさっぱりなつかず、けして身を預けない子でした。
それが先日実家に帰った時の事。
勝手口の方から鳴き声がするので散歩から戻ったのだろうと扉を開けてやると驚きました。
元々シュッとした格好のよい子だったのに身体がペラペラなのです。
先週会った時はもっと丸かったぞ……
家の中でお漏らしをするので、仕方なく裏口に続く納屋に入れたと父親が言います。
この子はもうすぐ死ぬのだろう。
かつては家の中でも人のいない場所でこそのびのびしていたのが、最近は家族のいる傍で丸くなっていました。
こんな子でも人恋しいんや……
抱き上げると、必ず私の腕からすり抜けていたのに、こうして無抵抗な様を見せられると胸がかきむしられるようで(;_;)
わたしは最後にギリギリ、ウザい元同居人から身を任せられる人になれたのだろうか。