Archive for 8月 24th, 2015

火垂るの墓2015

チャンスを逃し続けて27年。

本邦公開から四半世紀、自分史上初となる『火垂るの墓』を小学生の甥と姪達と見ました。

平成チルドレンにもかかわらず、既に何度か見ている彼らは得意げにネタばらし。

兄妹が疎開先で身を寄せた親戚の叔母が出てくると、「このおばさん、めっちゃ悪い奴やねんで。」と教えてくれる。

お米のご飯が食べたいとごねる節子。
お国の為働いている人達から優先という趣旨の事を話す叔母と、お粥だけの食卓を囲むシーンを見て「ほら、嫌なやつやろ!」

甥っ子には、極悪非道な大人に映るのだろう。

でも……
果たしてほんとにそうか?
冷たいようだがそれが道理。
誰もがゆとりを失っていた時代。
この映画に悪人は誰一人としていないのに。

大人になってから初めて見た『火垂るの墓』、あらゆる事情が理解できるわたしには余計にやるせなくなる映画として記憶されました。