Archive for 7月 12th, 2010

胎児の記憶

恐怖を感じないようなものなら、神秘的な事に一度はお目にかかってみたい。
目に見えない種類のものなら身近で体験してみたい。
テレビで、三歳くらいまでなら母親のお腹の中にいた頃の事を覚えている子がいると言っていた。
猛烈に興味深かったのでこの何日かネットで調べたり、ちいちゃなお子さんのいるお客様とそんな話をしたり。
「暗い狭いところだったけれど、ふわふわして気持ちよかった。」、「最初はお父さんの中にいて、お母さんのところにいった。」とか言ったりするようだ。

これはお腹の中とは少し違うのだけれど、ちょっとジーンときた話。
あるお母さんが、あなたはどこから来たのと我が子に聞いてみたら、空から来たと答えた。前に来てたけど、空に帰ってもう一度来た。お母さんが文字を書きながら泣いていたからと言った。
そのお母さんは一度身籠った子供を不幸にも流産し、その子宛てに泣きながら手紙を書いて供養していたのだという。

私自身は3歳からというと、ずいぶんたってしまって母親のお腹の中のことなど思いだそうにも死期の方が近いかもしれない。
小さな子供と接する機会があれば絶対に聞いてみようと思う。
あまり何回も聞いてしまうと相手は子供。混乱するようで、どうやらチャンスは一度きりらしいけれど……